『だって俺、樹里より
6歳も離れてて…もっといい奴いただろ…』
って渉くんは
頭を抱えこんで座った
「私が他の人を好きになっても良かった?」
渉くんから
この言葉にいい返事が返ってくる
自信はないんだけど…
少しだけ
好きな人を苛めたくなるっていうのは
分かる気がする
だって…
『お前なぁ…///
それ俺にいわせるわけ?』
ほら、
こうやって言葉にしなくても
伝わってくる
そんな気持ちが伝わってくるから
確かめたくなるから
「うぅん、今ので十分…」
そう言って私は渉くんの隣に座った
「私ね…店長が店長だったから
助けてくれたりね、意地悪したりするけど本当はすっごく優しかったり嫉妬してくれる、そんな渉くんだったから…好きになったの…大好きなんだ」
って私はニッコリ笑って
渉くんに言った

