妄想娘と店長さん




ハンドルを回しながら
ニヤリと笑う



渉…っ

っとか呼べないよっ!!



「ド…どうしても?」



『呼んで?』



店長は赤信号で止まったと
同時に私をじっと見つめる



私は顔を伏せて照れ隠し



「ぇ…と…さ、佐キ」



『それ、俺の名字』



うっ…

佐伯君じゃダメかっ


もうここは呼ぶしかない!!


「ゆ…ゆ、渉っ…クン…///」



『なに?樹里っ』



ご、合格!!??