「そういえば、璃花は何組?」
ふと未玖に聞かれて思い出した。
そういえばまだクラス表を見ていない。
「あ!そういえばまだ、クラス表
見てないんだよね……。」
「じゃあ、ウチが見てくる!」
そう言って未玖は走っていった。
そして、数秒後に戻ってきた。
「未玖、6組だって! ウチと、
一緒のクラスだったよ~!」
未玖がすごく嬉しそうにはしゃぐので、
なんだか璃花も嬉しくなった。
「やったね! 1年間、てかこれから
ずっとよろしくね!」
「当たり前じゃん☆ じゃあ、クラス
一緒に行こ!」
こうして、入学早々新しい友達が出来た。
なんとかやっていけそうな気がした。
そしてこの時、真輔と出会うことも、
こんな想いをする事をまだ璃花は知らない。