Suki.スキ.suKiSS




今あたしは
学校の門の前に立って
動けない状態になっている.


それはなぜか…


目の前に見たこともない
美しい人が立っているから…


というのもあるけど

正確には
門が閉まってしまったから.


普通に行けば
間に合ったのだけど

あの人を見たとたん
動けなくなり
今の状態になったのだ.

「はあ…遅刻だあ」


「おはよー!実夏ちゃん☆」

声のするほうを見てみると

幼なじみの沙姫が
息を切らして走ってきた.

「よかった!!
沙姫が来てくれて!
一緒に行こっ♪」

「うん!
てか、どうして
今日遅刻したの?」

「かっこいい男の人がいたの!
新任の先生かなあ」


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