そんな彼がまさかあんなに浮気癖があるなんて

思いもしなかった

知った千夏は散々悩んで別れを決めた


あの時

千夏は結婚まで考えてたのに


「アイツさ、元カレ、顔はお世辞にもいいなんて言えなかったじゃない?でも浮気してたんだよ!!
しかも一人じゃなくて複数と!」

「うん…」


「つまり、人なんて飛び込んで見なくちゃ分からないんだよ。
でも私はアイツと付き合ったこと後悔してないよ…色んな事を教えて貰った事も確かだし、前があるから今があるんだよ。」


「千夏は強いね…」


「私から見たら花穂の方が強いと思うよ。銀星たった一人で育ててきてさ!そうゆう所に桜汰君惹かれたのかもね。。」


私は強いわけじゃないよ
ただがむしゃらに生きてきただけ

必死だっただけ


「じゃあ逆に質問!花穂は桜汰君が芸能人だから好きになったの??」


「えっ!!違うよ!!初めは確かに芸能人を意識してたし、こんな人がって思ったけど…」


私が桜汰君を好きになったのは


彼と居ると心が暖かくなるから

桜汰が優しくて誠実な人だから


だからどんどん惹かれていって

好きになってた



彼の

桜汰君の内面を好きになったの


銀星を見る優しい瞳や

笑顔が


大好きなんだよ