「ねぇ、気づいたなら何で言わなかったの?」

「えっ、何を?」


平日の火曜日
今日は千夏と一緒の休みが取れたからランチにきてる


「何をじゃなくて、好きって事をだよ!!」


ドキッ


「だって、なんて言っていいか分からなくて…」

自分の気持ちには気付いたものの
私も好きなんて恥ずかしくて言えないよ


「桜汰君はさ、花穂の返事まってるんじゃないの?」

「それは…」


そぉだけど………


「じゃあ自分で動かなくちゃ。今度合う予定は?」


「ない、、、」


「ないの!!!」


そんな事言ったって桜汰君撮影で忙しいみたいなんだもん

無理に会ってとは言えないよ


「自分で電話掛けていつ会えそうか聞いてみたら?」

ジュースをすすりながら千夏が言う

「自分から掛けたこと、ない。」


「はぁ??そぉなの??」


「そんな顔しないでよ!だって毎日桜汰君必ず電話くれるし、それに私達の仕事みたいに時間決まってないからいつ掛けたらいいか分からないんだもん…」


千夏は呆れた顔しながら今度はパスタを一口食べた