銀星は男の子


何年かして思春期がきて


男の子特有の悩みが出てくる時が必ず来る、、、


そしたら私は大丈夫だろうか?


一人で立派に、、、、


それは今だって変わらない


だけど未来への不安はいつも心の隅にあって


父親っていう大きな高い壁にぶち当たる


『俺を頼れよ』


桜汰君の大きな腕、、


暖っかかったな


触れた唇から桜汰君の想いや優しさが伝わってきて


あの一瞬だけでも違う世界に思えた



桜汰君……


桜汰君なら銀星や私を優しく包んでくれますか


頼ってしまいたい


だけどそれはダメってブレーキを掛けている

もぉ一人の私


私の恋の時計が回り出すには


まだまた時間が必要なのかもしれないね



「ママ!!つぎ外あそびだって!!」


切ない私とは反対に笑顔で駆け寄ってくる銀星



そうだ、、今は銀星だよね



考えるのはまた後でにしよう


「ママ!!行こっ!!」


「はい、はい♪」



急かされるように手を引かれて外に出た