最近は撮影で忙しいみたいで逢ったりはしてないけど


あの日の告白以来


電話で声を聞くたびに、胸がドキドキ音を立てる

こんなんじゃ逢ったとき大変なんじゃないかって、心配になっちゃうよ



千夏にこの気持ちを話したら


『それは恋だ』って言われたけど


まだ私は否定し続けていた





「おはようございます。」


「あっ、銀星君とママおはようございます♪」


日曜日の保育園、いつもならお母さんが大勢いるのに


父親参観だからか、今日はお父さんやおじいちゃんが多い気がする


「じゃあ9時にまた来ます、」


「ママ、またね!!」


銀星を一旦預けて


始まる時間まで近くのコーヒーショップで過ごすことにした


甘いカフェラテを頼んでゆったりとした椅子に腰を落とす


鞄の中から最近読んでいる恋愛小説と携帯を出した


ペラペラとページをめくり読み出す

何だかこんな風にゆったりした朝を過ごすのって幸せかも、、


「おいしッ♪♪」


甘いカフェラテを口に含みのんびり時間が経つのを待っていると


〜♪♪♪♪


テーブルの上の携帯が鳴った