「はい、はい、」


諦めて適当に返事をした


でも確かに千夏は可愛いし、スタイルもいい

実は面倒見もいいから男が寄ってくる


だけど興味がない人は眼中に入らない徹底ぶりで、

撃沈する彼等は見てて可哀相になる


「そうだ!銀星クリスマスプレゼント何がいいの?」


ロッカーの鍵を閉めて、
髪を一つに束ねる仕草をしながら聞いてきた


「えっ!!いいよ悪いから!」


千夏は毎年銀星にプレゼントをくれる


瑛二が亡くなって、
一人で出産する私の側に居てくれたのも千夏だった…


「いいのぉ!銀星は私にとっても大切なんだから。
それよりやっぱタンケンレッドの険とかかなぁ…」


そんな言葉をサラッと言える千夏が私は大好き


「ありがとね、、千夏。」


「フフッ、、千夏さ・までしょ?」


「千夏様…」

冗談ぽく笑う千夏様

だけど彼氏はもちろん居て


−バタン!!


「千夏ちゃん!!居る!!」


ロッカールームの外で騒いでる社員の長井祐吉(ナガイユウキチ)が

千夏の彼氏です