朝、いつもと同じ時間に朝ご飯を食べる


「銀星、早く食べなさぁい!」


「はぁ〜い。」


目玉焼きにパンにイチゴジャム


食卓に並べられた料理に銀星はのんびり手をつけ始めた



今日は日曜日


父親参観の日


「タンケンジャー……」


「仕方ないでしょ。
早く行かなくちゃ行けないんだからさ、、それにビデオ撮ってあるから帰って来てから見ればいいでしょ。」


「、、、、、、」


返事もしないで黙ってパンを口に運ぶ


タンケンジャーをリアルタイムで見たれないことが嫌みたい



それでも何とか急かしながら食事を済ませ


手を繋いで家を出た



「ねぇ銀星、今日の父親参観さ…。」


「うん!たのしみだね!」


えっ??


意外に返事に目が点になる


この前まで泣いて嫌がってたのに、、


「この前まで嫌がってたよね??」


「うん、でもオウタがどんなときでも楽しむのがオトコだって言ってたから。」


「そう、なんだ…」


この頃毎日銀星へ電話くれる桜汰君


何を話してるのかは分からなかったけど

父親参観の事も話しててくれてたんだね