あぁ…私本当に馬鹿だ…


私は一人じゃない


こんなに心配してくれる友達がいる



「ごめ…千夏……」



「いい…私こそ叩いてごめん…」


そぉ言って抱きしめてくれる千夏の胸で



「瑛二…瑛二ぃ…何で死んじゃったの…ヒック…私を一人にして何で……ウゥッ……」



何度も泣いた



「いいよ泣いて…気が済むまで泣きな。
瑛二は本当馬鹿だよ、、花穂を置いてさ…でもきっと…天国で見守ってくれてるよ…」



瑛二……


本当に死んじゃったんだね


もぉここには帰ってこないんだね


でも瑛二


私この子と二人で生きてくから










ねぇ赤ちゃん……


ごめんね弱いママで


でも、もぉ泣かないから


生まれてくるあなたの為に絶対強くなるから




きっとあなたは私が一人になっても平気なように


瑛二がくれた最後のプレゼントだよね


だから私も、あなたが大好きって言ってくれるように



頑張るからね……



だから瑛二


天国から見ててね



………


……………


…………………



話し終わった私の目からは涙が溢れてた



「あれ…やだっ…ごめん…」


泣いてしまったのが恥ずかしくて

一生懸命涙を止めようとするけどドンドン溢れ出す


やだっ……



こんな自分見られたくない


それなのに


そぉ思う私の身体を暖かい温もりが包んだ



え……なに……


見上げると桜汰君の逞しい腕が


私の小さな身体をスッポリと包み込んでた