その日は、瑛二が二日間仕事で留守をしてて帰ってくる日で


電話があって、たまには外でご飯を食べようって約束した


夕方17時には帰ってくる彼を
じれったい気持ちで待った


今日は二人にとって最高の日になる


だって私のお腹の中には…


赤ちゃんがいるから


瑛二が出張に行っている間に分かった事


でも直接言いたくて今日まで言わないで来た


子供が出来たって言ったら何て言ってくれる??


想像しただけで顔から笑顔が零れてきちゃうよ



だから瑛二早く帰って来て







それなのに幾ら待っても瑛二は帰ってこなかった、、、


何で??


今まで連絡なしで遅くなる事なんて無かったのに


私の心に不安が広がる



とにかく携帯に…そぉ思って携帯を手に持ったとき



−−−♪♪♪♪…



瑛二から電話が来た



「何だもぉ……」


残業だったんだ


安心して胸を撫で下ろして
通話ボタンを押した



『もしもし、佐々木の彼女ですか??』



え……??


瑛二の携帯のはずなのに

電話の向こうから聞こえた声は瑛二の会社の上司の人だった