私は高校だけは卒業して欲しい
そぉ願う祖父母を悲しませることだけはしたくなくて
頑張って卒業だけはした
その後は
先に一人暮らしを始めてた瑛二の家で一緒に住み始めて
それが今のアパートで
瑛二は大工なるって言って建築関係の会社に入って
私は千夏とトイキッズで働き出した
二人の夢は幸せがたくさんつまった家庭
今はアパートだけどお金が貯まったら結婚して
そらから小さくていいから家を建てよう
『俺が花穂の理想の家を建ててやる』
それが口癖だったね
瑛二の朝の寝癖や
帰ってくると『花穂!!』って笑う仕草が大好きで
全てが愛しく感じて
自分はこんなに幸せで
だからまさか瑛二が死んじゃうなんて
夢にも思わなかった
だって、
この幸せは永遠に続くものだって信じてたんだもん


![禁断〜君と半分こ☆〜[短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.761/img/book/genre13.png)