瑛二と出会ったのは私が高2の秋
その頃の私は育ての親だった祖父母が両方具合を悪くして
入退院を繰り返してたから叔父の家でお世話になってた
叔父の家はあまりよい環境とは言えず、毎日生きる意味も分からなくて
何で私だけって、、
そんな気持ちがいつも頭にあった
そんな荒んだ気持ちの時に出会ったのが佐々木瑛二
銀星の父親だったの
彼は私の一つ年上の高3で、
学校では知らない人は居ないってくらい
怖い噂がたえない
そんな人だった
だけど大雨の日、
傘のない私にそっと瑛二が傘を貸してくれて
その時の彼は
確かに見た目は怖いけど
瞳だけは純粋で綺麗で
それがきっかけで少しずつ話しをするようになった
そして瑛二の親が再婚して家族が上手く言ってない事や
彼の孤独な気持ちを初めて知った
本当の瑛二は噂とは全然違って
優しくて頼りになって
いつの間にかお互い惹かれあい
彼氏彼女になった
今まで辛いと思っていた人生が明るく輝いて見えた
瑛二がいる
それだけで楽しくて
時間が過ぎるのが早く感じて
幸せだった


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