芸能人と付き合うなんて有り得ないしね、、、


気付けば、時計の針が20時半を指す手前になっていて


「さっ銀星。寝るよ!!」


エンディングテーマが流れ始めたところでビデオを止めた


「はーい…」


少し不満そうに返事をする


その声からはまだ見ていたいのが伝わってくるけど

これも躾だし我慢させることにする


ケジメは大切だもんね


パパが居ないからって馬鹿にされたり
これだからシングルマザーはなんて言われるような子育てだけは絶対したくない


それが私の自負だ



「お休みの前の日ならあと少しはいいけど、明日も保育園だから寝ようね?」


「、、、、うん!!」


切り替えが出来たのか、
元気よく返事をして布団にダイブして入る


ダブルサイズの布団にくっつきながら目を閉じると


さっきまで見ていたタンケンレッドが姿を現した




たまには夢の中でイケメンとデートも悪くないかもね、、



そんな事を思いながら
銀星と寄り添い

眠りについた