それでも千夏や千夏の親がいつでも助けてくれて


一緒に暮らそうって言ってくれた事もあった


涙が出るほど嬉しかったけど


瑛二と暮らしたあの部屋を出て行きたくなかった私は



少しでも瑛二の温もりが残る
あのアパートで子供を育てたかった


銀星が私を母親に選んでくれたから


だから瑛二の分まで一人で頑張るって決めたんだ




それでも


現実は厳しかったな、、


1歳位は1番病気をする時期だから

週末になると具合が悪くなって早退や欠勤が多かった


休めば必然的に収入は激減


仕方なく貯金を切り崩して生活してた



その代わり自分が体調が悪くても、絶対仕事は休まなかった



銀星が熱が出るたび、
可哀相で胸が苦しくて自分が代わってあげたいって、

いつも思ってた



少しでも体調が良くなると保育園に預けてまた出勤


罪悪感で胸が押し潰されそうで

何度も、泣きそうになった



がむしゃら、

そんな言葉がピッタリな生活、、