何が起きたの………
一瞬の出来事に頭が真っ白になる
「あ……………か……ね……」
背中を刺された愛俚沙さんが床に倒れる
「フフッ………アハハッ、、愛俚沙、痛い?フフフ、、、私はもっと痛かったのよ!!アンタのせいでメチャクチャよ…………」
ナイフを持った茜さんが高笑いをしてそれを見ていた
「ウゥ…………」
「愛俚沙っ!?桜汰、救急車を!!」
お父さんの声に桜汰君がハッとする
「あぁ、分かった!」
慌てて携帯電話を取り出して119番に掛けた
「茜…………お前どうして……」
携帯を耳から外した桜汰君が茜さんに話し掛けると
彼女は初めて桜汰君に気付いたみたいに目を丸くした
「桜、、汰?ヤダ〜居たの!フフッ嬉しいよね、桜汰だって愛俚沙に苦しめられたでしょ?
だから私が刺してあげたよ♪ほらみて、こんなに苦しんでいい気味…………フフッ……」
まるで玩具でも壊すみたいな目で愛俚沙さんを見つめては笑う
彼女のその姿は壊れていた
「私を裸にして楽しかった?……アァ!!!ほらまた、また思い出す…あの日から眠る事が出来ないの、、、、、愛俚沙ぁ…私が何をしたのよ!私がアンタに何か−−−−−−−−」
何を言っているか分からない叫び声と共に
もう一度ナイフを振りかざした


![禁断〜君と半分こ☆〜[短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.778/img/book/genre13.png)