マイLOVEヒーロー


「愛俚沙、、君は間違ってる…」



大和は溜め息をついた



「何がよ………」



愛俚沙は憎しみの瞳で大和を睨む



「君のお母さんは、自分から別れを切り出したんだ−−」



「えっ…………」


「あの頃僕は、君のお母さんをちゃんと好きだった。
でも、どこかで君のお母さんは僕の前の、桜汰の母親に怯えていた………

僕が桜汰の母親を忘れられないと思っていた。
彼女はその気持ちから僕を疑うようになり、喧嘩が絶えなくなった………

毎日、泣きながら、桜汰の母親より私を愛してと言った

僕は、、、桜汰の母親も君のお母さんも同じくらい愛してた

何度もそれを言っても、分かってくれなくて、、ある日彼女は手紙と一緒に姿を消したんだ。」




大和の言葉に愛俚沙は愕然とした



「嘘!!!!」



そんなの嘘よ!!




母は大和を憎んでた



大和に捨てられた




「嘘じゃない、これは事実だ」


「信じない………だって母は、」



私の目の前で飛び降りたのよ