「ねぇ、荘和君…桜汰君と愛俚沙さんは何?」



桜汰君が居なくなった部屋で


荘和君に聞いた



誰でもいいから



桜汰君の事を教えてほしかった




「花穂ちゃん…………」



「分からないの、、さっきまで幸せだったの………」



何でこんな風になったのか



「桜汰はさ、花穂ちゃんを大切に思ってるよ、それだけは信じてやって欲しい…」


懇願するような瞳で語りかける


「俺が知ってること全部話すから、、、だから、桜汰を嫌いにならないでくれ……」



「荘和君、、、」



彼はゆっくりと桜汰君の過去を話し出した






……



…………



………………