「アハハッ、、、貴女、何も聞いてないのね?」

「えっ………」


急に笑い出した愛俚沙さんは、煙草を灰皿じゃなくて


テーブルに押し付けた


「やめっ、、、、」


「教えてあげる♪」





見を乗り出して


囁くように呟いたその言葉は




私の頭の中を



真っ白にさせた



「ねっ?ビックリしたでしょ♪」


「あ…………」





次の言葉が思い付かない


何か言わなくちゃ、、




言わなくちゃ、、、




−ガチャッ!!!



目眩がするほどのショックに頭が揺らぐ


「花穂ちゃん!!!!」



だから気づかなかった


桜汰君が勢いよく扉を開けて入ってきた事に