「おぉ〜、マジでいい天気♪」


「うん♪向こうも晴れてるといいね!!」



電車に揺られながら空港へ向かう


「ねぇオウタ!!どこにいくの!」


青いリュックを背負って
私と桜汰君の間でワクワクしながら
銀星が聞いてくる


「凄いんだぞ!?飛行機乗るんだからな!!」


「えっ!!ヒコウキ!!」


「そぉ飛行機♪♪」


右手の親指を立てて銀星の前に突き出し


ニッと笑う


「ヤッターーー!!!」


「銀星、電車では静かにねッ、桜汰君もね!!」



「「はーい、、、」」


二人仲良く返事をして


ヒソヒソと話しながら電車は空港へと向かって行った




昨日の夜中、かなり酔っ払って帰ってきた桜汰君



ようやく、長かった舞台が終わったから
かなり飲まされたみたいで


『花穂にゃ〜ん♪』


見たことない人格を見せまくり



揚句の果てに銀星を抱きまくら変わりに寝ようとしたが


『オウタ、くしゃいよ〜(泣)』


『銀星がつれな〜い(泣)』



嫌われてしまい


結局ソファーで寝てたんだよね、