「花穂ちゃん、声デカすぎ!?」


振り返る人達


慌てて口を押さえた


「だって、沖縄って、なんで!!」


「うーん、前から考えてたんだ。タンケンジャー終わったら少しだけ休めるから、そしたら銀星と3人で旅行に行きたいなって♪」


「でも、私仕事………」

「あぁ、平気。千夏さんに頼んで花穂ちゃんに内緒で休みにしてもらったから、、」


サプライズの徹底振りに唖然とする


「銀星に綺麗な海見せてやりたいんだ。
だから、、勝手に進めたのは謝る。。ごめんっ!!」


そんな、、ダメだよ





「もぉぉ…ズルイ、、そんなの嬉しいに決まってるのに謝るなんて」


いつだったか


桜汰君と銀星で話しをしてるとき


『ボク、大きなうみにいってみたい!!』


一度も海に行ったことない銀星がお友達の話しを聞いて

自分も行ってみたいと言ったことがあった

銀星の言葉、ちゃんと覚えててくれたんだね


「それにさ、、、、」


桜汰君はなんだか照れ臭そうに頭を掻いた


「今日でタンケンジャーが終わって、考えたんだ……
俺と花穂ちゃんが出会ったのはタンケンジャーで………
でも、それも終わってさ

そしたら、新しいスタートじゃん。
だから、、、新しいスタートを新しい思い出と一緒に切れたらいいなって////」


「桜汰君………」


ポタポタと涙が頬を伝う