「桜汰君、本当に大丈夫??」

「平気だって♪なっ!!銀星」

「うん!!ママ、おしごとおそくなるよ。」

「分かった…じゃあ行ってきます!!」

「「いってらっしゃーい!」」


−パタン……



今日12月24日はクリスマスイブ


昨日から花穂ちゃんと俺は付き合いだした

昨日の夜銀星を千夏さんの家に迎えに行って

それから花穂ちゃんの家に泊まっていった

銀星を挟んで初めて3人並んで布団で寝けど
気持ちがポカポカして
とても気持ちのいい朝を迎えることが出来た


「さて、ママは仕事に行ったし何するか?」

「こーえん!!」

公園か…

「じゃあ、まだ早いからママが作った朝ご飯食べてからなっ!」

「はい!!」


銀星と二人テーブルに並んでいる朝食を食べ始めた


口にウインナーを運びながら改めて部屋を見渡す

綺麗に整頓された部屋

ベランダに並べられた洗濯物たち


空気さえも綺麗に感じてしまう


ふと隣の部屋に目をやると
写真と線香、そして湯呑み茶碗が目に入った