「マジ、お前何なの?」
「だって、桜汰と話しがしたくて…」
場所は群馬、撮影も順調に終わって
帰ろうと仕度している俺に茜が話し掛けてきた
「鍵が無いの…どぉしよ…」
ハッ!!
「俺に言うなよ。マネージャーに何とかしてもらえ。」
「だって、怒られるもん。」
泣きそうに俺を見るコイツをほっとく訳にも行かず
仕方なく一緒に鍵を探してやった
ようやく鍵も見つかり帰ろうとしたら
今度は財布が無いって泣きついてくる
どー考えたって怪しい…
さっきの鍵だって鞄の中にあったし
「お前、嘘付くんじゃねぇよ」
「嘘じゃないもん…」
「じゃあ、鞄の中身全部見せろ。」
絶対鞄の中にあるはず
そぉ思って問いただしてみたら
「嘘…でした。」
って吐きやがった
それで始めにいたる
「俺と何話したいわけ?」
「分かってるでしょ…茜の気持ち。」
お前が俺を好きって気持ち?
知ってるよ。
でも興味がない
だいたい自分の事を名前で呼ぶ女は好きじゃない
しかもコイツ相手よって態度変えるし


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