「銀星ね、その日私の友達が預かってくれるの。」


実はね

千夏が返事をする時くらい二人きりにしなって


だから銀星を千夏と祐吉君が一日預かってくれる事になってるんだ


千夏にも祐吉君にも懐いてるから安心なんだけど

銀星を置いていくなんて初めてで
少しだけ心が痛い


『そっか…でも二人だけって初めてだよね?』


「うん。そぉだね。」


『銀星居ないのは淋しいけど調度いいかな
俺さ銀星のクリスマスプレゼント一緒に選んで欲しかったんだよね。驚かせたくてさ…
じゃあさ24日は保育園休ませなよ?
朝からクリスマスパーティしよ♪♪』


嬉しくなった

銀星に会えなくて淋しい事も


ちゃんとクリスマスを考えてくれてる事にも


あっ…でも…


「24日ね、私半日だけ仕事なの…23日は夕方まで…23日は千夏のお母さんが見てくれてるんだけど、24日は銀星保育園なんだ。」


玩具業界はこのクリスマスシーズンかなり忙しい


だから私も普段は休みだけど
この日は毎年半日出勤になる


『そっか…俺も23日はオフって言っても
半日は仕事だから…逢うのは夜だな。
あっじゃあさ、24日は半日なら俺が銀星と家で留守番してるよ!!』


えっ!!


「駄目だよ!!悪いもん!!」


さすがに出来ないよ!


『平気だって!!半日だけだし遊んで待ってるよ♪』


「でも…」

『俺が銀星と少しでも居たいんだ。』