ここを読んでいただけているということは、つまり読了してくださったと言うことで、

ありがとうございます。本当に。

実のところこの作品はノンフィクションなのです。


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いや、ノンフィクションの可能性がある、というだけなのですが。

最後まで読んで下さった方はお気づきでしょうが、この作品のモチーフは切り裂きジャックです。

一八八八年のロンドンを恐怖に陥れた連続殺人犯。有名ですね。

この事件、結局犯人は捕まらず仕舞い。

恐らく男性だろう。もしかしたら左利きでは? もしかしたら……

といったように考察だけが成されているような状態です。

だからこそ、ここに書いた物語が真実だという可能性も、

ほんっとーに僅かながらあるわけで。


そんな、「もしも」という空気、そして「一八八八年のロンドン」の空気を味わっていただけたら幸いです。