ようやく慣れてきたこの部屋で、膝を抱えてベッドに寄り掛かっていた。 どうしてあの時、アイツの顔が浮かんだんだろう。 ……っていうか、浮かんだ? 気がしただけじゃなくて? 何となく視線を向けた先には鏡があって。 アイツが置いていった“うさぎ”がそこにいた。 何でアイツ、あんな物置いてったんだろう。 「ホント、意味わかんない……」 一人きりの部屋に、私の疑問が浮かんで消えた。