先生ごめんなさい。

先生がいるのに、私は別の男の人に恋をしてしまった。


いくら謝ったって許されることではないけれど

私は彼を本当に本当に好きになってしまった。


先生のこと、大好きだった。

けれど、その大好きよりいっぱい、私は彼を大好きになった。


どうしてだろう。


先生が私の世界で一番だった。


私の世界は先生色に染まっていた。


先生が私の全てだった。


先生が私の世界だった。


先生、教えて下さい。


私はどうして雅史を好きになったの?


私の心はあの遠い日先生に全部あげたのに。


雅史がそれを先生のところから奪っていってしまったの。


雅史と出会ったあの日あの瞬間に


私は先生のことを好きでなくなってしまった。



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