「僕?あぁ。ごめんねぇ~。僕、挨拶まだだったよね。 僕の名前は森中涼。生徒会副会長だよ。」 な、何という甘ったるい話し方。 こんな高校生聞いたことも見たこともない…。 「で、あたしに何か?」 あたしは少し引きながらも、森中さんに問いかけた。