「この子…仙大地とは、昔から家の付き合いで会うことが多かったのよ。 だから、昔からのなじみで大地は私のこと【姉さん】って呼んでるの。」 憂花さんは一通り言い終わると仙さんの方を向いて微笑んだ。 …なんか、本当の姉弟みたいだ。 あたしが一人で納得していると、いつの間に後ろにいたのか…。 如月さんでも仙さんでもない男の子があたしの体に後ろから覆い被さってきた。 「う、うわぁ!!!」