ーーーーーー 勢い良く開けられたドアを茫然と眺めた。 いや、仮にも病院内だというのにこんなに勢い良くドアを開けるものだろうか。 どうやら今ドアを開けた偉そうにしている少年には、常識とかマナーとかそういった類の言葉は一切通じないらしい。 それはさておき、 この少年は誰だ。 あたしの知らない人なのは確かだけど… さっきのドアの開け方は…少し懐かしかったような気がした。