--------- 俺が病院に着いた頃院内は既に夕食の時刻となっていた。 看護士が慌ただしく食事を運んでいく中、俺はエレベーターのボタンを押した。 あいつの部屋は六階だからエレベーターの方が階段よりも早いと考えての事だ。 俺はエレベーターに乗り込み会ってからの事を想像していた。 あいつは覚えてもいない俺の事を見て何と思うだろうか…。 、