「なんですか?」 ご飯を机において看護士さんはあたしと視線を合わせ微笑んだ。 「えっと…あたしの名前須崎咲ですけど。」 そういうと看護士さんは驚いた表情を見せた。 しかし、それも一瞬。 すぐに笑顔に戻し「あなたは遠崎さんですよ。」 と、返された。 看護士が部屋を出た後納得がいかないながらも食事に手を付けた。 やはり、病院食は味が薄い。 、