-------- 生徒会室から出ると廊下のまどから夕日がもれだしていてとても神秘的だった。 明るい世界から暗闇に入るときは何だって美しく恐ろしい。 俺は昨日の夜ずっと考えた。 何をすればあいつが過去の鎖を断ち切ることができるか。 何があれば未来に目を向けるか。 俺は何をすればいいか。 「人の心っつーのは難しいんだな。」 病院へ迎う足を早めつつ自嘲気味に笑い呟いた。 、