今にも泣きそうな瑞希を余所に仙は立ち上がり部屋から出ていく姿勢を見せた。 その様子に気付いた如月が声をかけた。 「どこにいくんだ、仙。」 仙は振り返らずに答えた。 「病院。」 ドアが開けられ止める暇もなく仙は部屋から出ていった。 如月は苦笑した。 「会議は無視か。」 、