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「俺が知ってるのはここまでだ。俺が中学に入った時に明かされた真実。」



生徒会は愕然とした。

まさか、そんなことがありうるのか。


咲にとっては

拒絶は最大の凶器。



「ぼ、僕は…先輩に…。」



涙を零しながら呟いた瑞希の瞳は揺れていて、自分を責めるような自虐的な色をしていた。


雷は鳴りやまない。


窓の外の世界は荒れ狂う。


狂乱の世界。