拒絶され続けた数年は辛く悲しかった。


誰もあたしを知らずに終わるものだと思ってた。


でも、遠崎さんは助けてくれた。


あぁ、でも


あたしは赤の他人なのである。


血の繋がりは一切ない。


(お母さん…。)


呟いて呼んだのはどちらのお母さんだったのか…。