あたしはみゆあの言葉に苦笑いしかできなかった。 『眠たいー…』 キーンコーンカーンコーン。 「あ、チャイム鳴っちゃった。渚、どうする?」 『授業受けながら寝るか!』 「そうしよ。先生にバレたらあたしがひっぱたいてあげるから」 『ひっぱたくの?』 「うん、思いっきりひっぱたくの」 みゆあは普通に言っている。 『それってさ…痛くない?』 「そうでもしなきゃ渚起きないでしょ」 あたしはみゆあの言葉に笑った。