『あたしにですか?』 「うん、知り合いですか?って聞く前に会場出てっちゃった」 『そうですか…ありがとうございます』 あたしはそう言うと、手紙を受け取り封筒を開けた。 『あ……』 あたしは中に入っていた1枚の紙を見て、涙がこぼれ落ちた。