シュライクと噛み合ってない会話をして突如決めたことだった。 ……そーだよね。 あいつだって辛くないわけないんだ。誰よりも慕ってた人を失ったんだ。あたし1人が辛い訳じゃないんだ。 大事な事忘れてた。
別にシュライクの話とは全く関係はないのだが、 なんとなく月影島へ行こうと思った。あの悪夢の起こった場所へ。一度振り出しに戻ってどうにかなるって事もないとは思うが。 師匠のことも何かわかるかもしれない。とりあえず心残りをすべて処理しよう。きちんと過去を精算しよう。
翌日の早朝。 まだ家主達が起きる前にあたしは出て行った。心配かけないように。
━ちょっと近くまで出かけて来ます。
ちょっとだけ帰りません。
心配しないでください。
あと、
探さないでください。━
……とだけ書き残して出て来た。
ちょっとだけ帰らないって、あたしのちょっとだけってどんくらいなんだかわかんないけど。 まぁ気の向くままに。好きな様に、何にも拘束されない自由な世界へ。
「おっさん!月影島までよろしく!」
「そんなとこ行ったって追い返されるだけだべ!あそこは未だに鎖国状態だからよ」
「いーんだよ!あたし昔住んでたんだから!」
「なら心配いらねーべな」
「簡単だな……」
月影島…。もう遠い記憶……。 幼い記憶。何も知らなかったあの頃、あたしは何を思ってたんだろう? 絶対忘れないと誓ったのに…。今ではもうほとんど 断片的にしか覚えていない。 時の流れというのは残酷なのかもしれない。師匠の顔すらも、もう思い出せないよ………。
別にシュライクの話とは全く関係はないのだが、 なんとなく月影島へ行こうと思った。あの悪夢の起こった場所へ。一度振り出しに戻ってどうにかなるって事もないとは思うが。 師匠のことも何かわかるかもしれない。とりあえず心残りをすべて処理しよう。きちんと過去を精算しよう。
翌日の早朝。 まだ家主達が起きる前にあたしは出て行った。心配かけないように。
━ちょっと近くまで出かけて来ます。
ちょっとだけ帰りません。
心配しないでください。
あと、
探さないでください。━
……とだけ書き残して出て来た。
ちょっとだけ帰らないって、あたしのちょっとだけってどんくらいなんだかわかんないけど。 まぁ気の向くままに。好きな様に、何にも拘束されない自由な世界へ。
「おっさん!月影島までよろしく!」
「そんなとこ行ったって追い返されるだけだべ!あそこは未だに鎖国状態だからよ」
「いーんだよ!あたし昔住んでたんだから!」
「なら心配いらねーべな」
「簡単だな……」
月影島…。もう遠い記憶……。 幼い記憶。何も知らなかったあの頃、あたしは何を思ってたんだろう? 絶対忘れないと誓ったのに…。今ではもうほとんど 断片的にしか覚えていない。 時の流れというのは残酷なのかもしれない。師匠の顔すらも、もう思い出せないよ………。


