End of the transmigration of souls■Chapter1■

ここにいればいつかあたしの存在はバレるだろう。 ゼファはあたしが生きてることを知ったらどーするんだろう?不思議だった。少し前までは自分の出生の秘密を知って混乱してたのにね。 あいつが生きてるかもしれないと思うと、 あいつの事ばっかだよね。 確実に生きてるって保証はまだないけど、なんとなく近づいた感じがするの………。


「おい」
「何?」
「あいつの事知りたいか?」
「知らない様な事言ってたくせに」
「多少関わりがあったからな」
「………せっかくだけどやめとくよ。聞いたらあたし……」
「ずいぶん弱気になったもんだな」
「そっちはずいぶん強気になったもんだな」
「そうだな……。こうして生きてなきゃアンザックに申し訳ない様な気がしてな……。あいつとはバカばっかしてたけど俺にとって一番尊敬してる先輩だった…。そんな先輩が俺みたいな奴に未来を託したんだ。恥ずかしくない様に生きなきゃいけない」
「…………」
「お前の中にアンザックがいること…。わからなくもない」
「どーいう事?」
「今のお前は…、動作もしゃべり方もアンザックと似てる所があるんだ。自分ではわからないだろう?」
「……………」
「普段は別に昔とたいして変わらないままのイセルナなのにちょっとした所でアンザックが出てくる……。あいつと同じ安心感と緊張感が今のイセルナにはあるんだよ。だから初めて聞いた時もあんまり驚かなかった。」
「……………。シュライク…あたし……、ちょっと明日からしばらく出かけてくるわ」
「……はッッ?」
「出かけてくる」
「何をいきなり……」
「探してくるよ」
「はい?」
「探してくる。生きる理由を。だっていつまでもじっとはしてられないじゃん?だからってやる事もないし。だから探しに行くんだよ!」
「アンザックみたいな事言いやがって。あいつに感謝した方がいいぞ」
「………うるさい」