End of the transmigration of souls■Chapter1■

あの一件は瞬く間にヴァリーフォージ中に広まった。広まるとあたしの回りに寄って来ていた男は来なくなった。それと引き換えに、ゼファを取り巻いていた女逹からの攻撃が始まった。



「子供が意気がんじゃないわよ!」

「なんなの!?抜け駆けッッ!?」

「世間知らずのお姫様が何をして彼を夢中にさせたの?」


「………そんなに悔しい?別に抜け駆けでもなんでもないし」

「な……ッッ!あんた…生意気なのよ!」

「偉そうに!」

「どうせあんたなんかすぐに飽きられるわよ!」



1人の女がカッターをあたしに突き刺そうとした。 だが相手は素人だ。受け流して凶器を取り上げた。



「素人がそんな物騒なもんチラつかせない方がいいんじゃないの?」
「くッッ………!」
「ゼファはねぇ、みんなのものなのよ!独占するのは許さない!」
「みんなのもの?人を所有物みたいに言うのやめた方がいいんじゃない?……あんた逹にかまってる程あたしは暇じゃないから。…………じゃーねー」



あぁ………。 めんどくさい。 めんどくさい。 暇じゃないだなんて全然嘘だけど、 あんなのにかまってる程あたしには余裕がないの。




……あれは同意の上?で、行ったこと。ただそれだけなんだから。誰かにつべこべ言われたくない。



興味本意
偽装恋愛
現実逃避



めんどくさい事を回避する為に行っただけのこと。なのに結局無事なのはゼファだけじゃないか。 ……実験は失敗…か。バカバカしい。あいつなんかの言いなりにならなきゃよかった。あたしもまだまだだな。反省。