End of the transmigration of souls■Chapter1■

確かに。 誰かの後ろについて行くのと1人で歩くのはだいぶ違った感じがする。人混みに呑まれて行くような。そんな感じだ。こんなに人が多い中を歩くなんて初めてだもん。ここはこれからあたしが
生きていく世界のほんの一部でしかないのだろう。こんな場所で毎回たった1人や2人の異端者を見つけるのだからやっぱりこいつらはすごいんだと思う。


「女の子の軍人さんなんて珍しいですね」
「…………?」
「急に声かけてすみません。お仕事中……ですよね?」
「……いえ、大丈夫…」


小さな雑貨屋らしき店の前であたしと同じくらいの年の綺麗な女の子が声かけてきた。店の店員さんなのだろうか?長い蜂蜜色の髪が印象的な女の子だった。正直この繁華街には似つかわしくない様な雰囲気の可愛らしい店と少女だった。


「良かったら覗いてってくださいね」

少女はニコッと笑って言った。

「ここ…なんのお店?」
「見ての通り、ただの雑貨屋です。アクセサリーとかもありますよ」
「へぇー…すごいッッ!………綺麗…」

そういえばこんな店を見るのも始めてだった。

「……軍人さんはあまり身に付けてる人はいないですか?こういうの……」
「わからないけど……。女の軍人は…」
「そーなんだ…。ねぇ……、お仕事って大変?」

少女は急に打ち解けた感じで話かけてきた。

「あたしは今の所に入って数日しかまだ経ってないからよくわからないの」
「そっかぁ………」
「オイ、イセルナ!お前、そこまでの自由行動は許してないぞ!」
「あ………忘れてた。あんたの存在…。ちょっと1人で歩いてみただけよ」
「頼むぜー!お前チビだから探すの一苦労なんだからな!」
「……迷子になれば電話すればいーじゃない」
「あぁ……そうか……」
「フフフッ。仲がいいんですね」
「いえ!良くないんです!」
「そんな力一杯言わなくたっていーじゃねーかよッッ!……………?」

この男。何かに気づいた様にあたしを見た。

「……?何よ…?」
「お前それ欲しいのか?」
「……………。そーゆうわけでは…」
「気に入って頂けましたか?それ、あたしが造ったんです」
「え?そーなの?」