End of the transmigration of souls■Chapter1■

━━━なぁなぁなぁ!さっきから
気になってたんだけど、なんでそんなに
コソコソする必要があるんだ?別にそこまで急がなくてもいーんだぞ? 少し休んでからの方が………



「………うーるさいッッ!あたしにはあたしの事情があるんだから!口出ししないで!」



━━━なんだよ……。 色々ケチだな…。



だってケチだもん。思えば、これからどれくらいの期間こうして師匠と旅をする事になるんだ?くどい様だが、思い出とは美化されるもので、あの頃はあんなに夢見た師匠との旅も今、こんな間違った形で実現するとお先真っ暗である。楽しみと言うよりも、いろんな意味でちょっと恐い。この人、 何かやらかさないかしら? そう思ってしまう。魂だけの存在ではあっても………これだけ元気なら何かありそうだ。



━━━おっさん!カーディナルまでよろしく!



「バカだなぁ。おっさんに聞こえるわけないじゃない」
「はいよー。カーディナルねー。すぐ出発だぁーよー」
「……………なんで……」



まず小さなその何かが
起こってしまったらしい。



━━━このおっさん冥界の使者だろ?



「にーちゃんよくわかったなー」



━━━俺はもう死んでるからな。 そんくらいわかるよ。



「……?こっちのねーちゃんだってもう死んでんだべ」
「今は死んでないから……。ってか、冥界に連れてったりしないでしょうね?」
「安心しろ。俺は仕事してるだけだ。心配はいらないだよ」
「………だいたいなんで冥界の住人がここにいんのよ」
「神界の秩序が戦で乱れた。神界はまだきちんと機能していない。だから今は神界の代わりに冥界が動いているーっちゅーわけだぁー!」
「………あらそう」



━━━お前!今は死んでないってどういう意味だよッッ!?



…………めんどくさい。



「ちょっと黙って……」