End of the transmigration of souls■Chapter1■

やっと山を下ることができる。山を上って来る時のあの重苦しい空気は一体何処へ消えてしまったのだろう?今は正反対で、師匠が何やらずっと1人でしゃべっていて重苦しいどころではない。賑やかすぎて困っている。正直、来ない方がよかったのかな?と、思ってしまう。



━━━なぁ! アークティクに行くのにその服装で行くのか?



「なんで?ダメ?」



━━━異国の人間丸出しだろ?



「やっぱヤバい?」



━━━どーせならもっとアルトルーシュカっぽい方が良くねぇかッッ!?



他人事だと思って……。



「アルトルーシュカっぽいのは軍服しか持ってません!」



━━━なんだよ。それでいーじゃん。



「もし攻めて来られたとか勘違いされたらどーすんのッッ!?」



━━━まるっきり異国の一般人っぽいよりかは異国の軍人気取ってた方が何かと待遇はいいぞ?



「……………」



━━━なんだよ。信用無しか? 一応現地人が言ってんだぞ?



………信用していいのか?



「ホントだな?もし捕まったら一生師匠を恨んでやる…」



━━━それはねーから安心しろ。デュランダルがあれば俺の関係者だってすぐわかるから。



「………迂闊だ。デュランダルの存在を忘れてた」



━━━忘れんなよ!家宝だぞ!家宝ッッ!



結局一度軍服を取りにアルトルーシュカに戻らなくてはいけなくなった。でも深夜にこっそり戻るつもりだ。