脈アリ…って


思ってもいいのか?



あー!!


ダメだ。


頭が回らねぇ!!



そんな事を考えてると


「あ、家ココです。」


そう言って七瀬が立ち止まった。


なんだ…もう着いたのか。


早かったな。


「そうか。じゃ、またな。」


「あ、はい!!

ありがとうございました。」


頭を下げる七瀬に軽く手を上げ


そのまま自分の家に帰る。



「夕日…

俺はどうしたらいいんだ?」


目の前に見える夕日に


悩みなんか相談しちゃってる俺は


本気で航大のバカが


移ったのかもしれない。