ふと家に目を向けた。
彼女の家は暖かなんだろうとすぐに察しがつきました。
「じゃあとは一人で帰れるだろ。」
僕はさっさと家の中に入って、彼女を一人で帰らせた最低な男です。
何故なら彼女は暗い場所が嫌いで、すでにあたりは暗くなってきていたからです。
この時の僕に知る由もなかったのですが。