危険な彼女

料理料理料理………

何よ何よ何よ………





「……………」




「………というわけだ。
わかったか?

………って聞けよッ!!!」



「私………
さっきも言ったはずよね?

私に意見するなって………」




私は立ち上がり、じりじりと
奈津との距離を詰めた。

奈津の表情が徐々にひきつっていく………




「桜………落ち着け、な?
大体料理なんて人それぞれ。
例えどんなに下手で食えたもんじゃなくても…」




「な〜ん〜で〜す〜って!?」



「あ、間違えた…
じゃなくって、そ、そうだ!!

こ、個性だ個性!!
下手なのも一つのこせぶっ!!」




私は奈津が言い終わる前に
奈津の顔面を踏みつけた。

それと同時に奈津は椅子と一緒に倒れる。





「ポチがいきがるなぁッ!!!!

あんただって私と似たようなものなんでしょ!!?」





「ごめんなさいもう言いませんだから足を………」




「うるさい」





私はもう一度、奈津の顔面を
ぐりぐりと踏みつけた。