危険な彼女

一人………




私は屋上で空を見上げた






あまりにも蒼く………


澄み切っている………







「何で………
私は一人なの…?」






ポツリとつぶやいた一言…


それは私の胸をきつく、
締め付けた………






――いつもそう………




みんな、私から離れていく………








―『お前のわがままにはうんざりなんだよ』―






私は………寂しい人間だ………







奈津も………




離れていくの………?





今までと同じように………