危険な彼女

「な、なっちゃあん!!!
大丈夫!!?」





――!?





倒れる奈津に駆け寄る美少女…

まさかの展開に桜は驚いた




――ちょっ…と!?

何やってんのこの子!!




なんと、目の前で亜紀は今にも
奈津に口づけ………

つまり、キスをしようとしていた

いきなりの大胆な行動に
桜は慌てて止めにはいる





「あ、あんた何やってんのよ!?」




「………え?
だ、だって…意識がないときは
人口呼吸で心肺蘇生しろって先生
が授業で………」




「………は?」






――あ、そっか………


この子、天然なんだね………





唖然としていたそのわずかな間に
再び亜紀は奈津に口づけをしようとしていた。


再び、私は止めにはいる





「だ、だから!!!
そんなことしなくてもいいの!!」




「え?
そうなんですか…?」




「当たり前でしょ!!」